光目覚まし時計の目覚ましだけではないメリット

朝一番の目覚めからすっきり起きられる人は世の中にどれほどいるのでしょうか。低血圧の私が朝からスッキリ起きられることはまずありません。起きてからもしばらくテレビを見ながらぼんやりが定番コース。とにかく寝過ごさないように目覚まし時計の音は敢えてちょっと不快感があるものを使っていたりします。鳴ったら、寝たい気持ちよりも一刻も早くその音を消すために起きる気持ちが上回るような音。

そんな私でも旅行に行ったときには、気持ちよく目覚められる朝があります。それは和風旅館に宿泊した時。障子を通して優しく入り込む朝の陽ざしで何の音もたてずに静かに優しく目が覚めていく。突然大きな音を耳の横で鳴らされる目覚めと、あたたかな陽ざしでゆっくり目覚めるとでは、その日一日のスタートとしては大きな違いがあります。

最近光目覚まし時計というものが注目され、テレビでも取り上げられているのはご存じでしょうか。起床予定の何十分も前から徐々に時間をかけてライトが明るくなっていく。その様子はまさに朝日がゆっくりと昇り、和風旅館の障子を通して部屋の中を照らしていく、そのイメージに近いものです。眠りから起床までの時間を緩やかで優しいものに変えてくれます。

忙しい日々を生き抜くなかで、乱れがちな体内時計。体内時計が乱れると睡眠そのものの質も低下し、寝ても疲れが取れなかったり、目覚めの悪さを招いてしまいます。そんな人間の体内時計のリセット機能を働かせるのも「光」が重要な役割を担っています。人間の体は、朝日を浴びることで脳内にセロトニンが分泌されます。「セロトニン」は、心の安定、幸福感など大きな影響を与えていると言われている神経伝達物質。セロトニンの不足が進むと、うつ病や睡眠障害に始まり、精神的な疾患につながる危険性もあります。

冬場や早朝の勤務がある方なら、カーテンを開けても朝から日を浴びることは不可能なこともあります。太陽の代わりに光を使って目覚めることは、セロトニンの分泌を促すことにもつながります。実際うつ病や睡眠障害の治療にも光高照度光療法が持ちいられていることを考えると、光目覚まし時計は人間の体の仕組みに合った商品だとも言えるのではないでしょうか。

光を使って目覚めることは単に優しい光で目覚めるという事実に限らず、人間の体の機能を整え、さらには精神面でも良い影響を期待できそうです。